「ELF The Musical」観劇レポ〜座長・岩﨑大昇を見て
みなさん、お久しぶりです。
ブログを書くのはなんと、2ヶ月ぶり。意外と空いちゃいましたね。それでも毎日数人の方が覗いてくれていたようで嬉しい限りです。
ゆるっと、好きなペースで更新していくと思いますのでどうぞご贔屓に。
閑話休題。ということで今回は美 少年 岩﨑大昇くんが初主演を務めたミュージカル「ELF The Musical」の観劇レポを残していこうと思います。
私は11/14(土)昼公演を観劇してまいりました。
※以下の部分に関してはネタバレを多分に含みます。今後観劇予定の皆様はご注意ください。ざっくりとした理解なのでこういうシーンじゃねえ!って場合もあると思います。私の記憶の限り書いているのでその辺りはご承知おきください。※
そして、明確な文章に起こす自信がないのでざっくりストーリーを追いながら箇条書きのようなスタイルで書いていこうと思います。
私は事前知識をほぼなにも入れずに観劇しました。「クリスマス」をテーマにしたお話であることくらいしかわからない状態で見ていて1度観劇しての理解が以下の通りです。
①
最初はサンタの語りから始まり、クリスマスに備えてプレゼントを作るエルフたちのシーンが出てきます。
ここでまず疑問に思ったのが明らかな「体格差」。
明らかに大昇くんが演じるエルフ・バディだけ大きい。なんでだろう?と思いながら見ていくと納得。
バディはエルフではなく、クリスマスにサンタの袋に紛れてしまった人間の男の子だったから。
サンタはバディをエルフに託し、バディはエルフに育てられることになります。
彼は他のエルフたちよりもおもちゃ作りが下手くそだったりと、悩みながらもエルフとして生きてきましたがある日、「自分が人間である」ことを知ってしまい、サンタから父と母の名前を聞くことになります。
そして、バディは父が働くニューヨークを目指すのでした。
[ここまでの所感]
・バディくん、天真爛漫すぎんか…
→贔屓目を抜きにしても天真爛漫さがすごくピュア。
今どきの18歳と思えない。それくらい引き込まれる柔らかさ。声も気持ちトーン高めだった気がする。
実際の中身がピュアじゃないとここまで引き出せないんじゃないかなあ。
・大昇くんの歌のうまさ
→歌を聴いてオファーされたというだけあって冒頭からその力が遺憾なく発揮されている…耳が幸せ…
・あんなキュートなエルフ衣装なのに肩幅がやっぱり拗らせ肩幅
→あんな可愛くてキュルキュルなのに肩幅はいつもの岩﨑大昇さんなのがボディーブローのように聴いてきます。中毒性。
②
バディは、絵本出版会社で働く父・ウォルターとエンパイアステートビルで対面を果たします。
最初、ウォルターはバディのことを「頭がおかしい」子扱いし、親子であることを信じません。
その後、バディはデパートで働き私立恵比寿中学の柏木ひなたさんが演じるジョヴィという女の子に出会い、仲を深めていきます。
バディは義理の母・エミリーと、少年忍者の織山尚大くんが演じる腹違いの弟・マイケルとも出会います。
エミリーも、ウォルターと同じようにバディが息子であることが信じられず密かにDNA検査をしていました。その結果、バディが本当にウォルターの息子であることが判明したのでした。マイケルとバディはすぐに仲良くなっていきます。
中盤ではバディの家族であるウォルター、エミリー、マイケルとこの後関係を深めるジョヴィの4人が登場します。
彼らは最初、エルフの格好をしているバディに対して否定的な態度をとっています。実際、クリスマスやサンタクロースの存在についても否定的なのです。
[ここまでの所感]
・バディくんの真っ直ぐで曲がらない可愛さが止まらない
→実際の父に「怪しい!」と言われて通報されてるのにパパ!ってキラキラした目をずっと向けているのが眩しくてしょうがない…
・バディとマイケルの仲睦まじさ
→マジで可愛いです。マイケルがバディにパスタの食べ方教えてあげてるシーンはニコニコが止まらない。砂糖しか食べてこなかったバディにドン引いてるマイケル、楽しそうに話すバディがもう…
このシーン以外もバディマイケルははけていくときも仲睦まじくて可愛いので注目してみてください。
③
ウォルターはバディが息子だと分かった後、自分の職場に彼を連れて行きます。
そして、バディはジョヴィとのデートの約束を取り付けます。
ウォルターは仕事上のミスで社長から新たなヒット作を生み出さない場合はクビと宣告されていました。そんな中、ウォルターは部下が手に入れてきた「名作家の世に出ていない作品」とされるものの原本を手に入れます。藁にもすがるような思いでこの作品に賭けようとするウォルターですが、原本のコピーが取れていない状態でバディがその原本をシュレッダーにかけてしまうのです。
そこで、ウォルターはバディに激怒し、バディはメモを残してウォルターたちの元を離れようとするのでした。
[ここまでの所感]
・衣装チェンジ後のバディがやばい
→グレーのスーツを着たバディが色変わりすぎていきなりカッコいい好青年となって出てくることに動揺…双眼鏡で見ててずーっとカッコよくて胸がドキドキするレベル。
・ジョヴィとバディのキスシーン
→これに関しては本当にもう見ててはっ!ってなる。すごく綺麗で素敵。
④
バディは、仕事で失敗したことから予定していたジョヴィとのデートに遅刻してしまいます。そして、約束していたレストランの予約も取っておらずジョヴィの機嫌を損ねてしまうのでした。
そのメモを見たエミリーとマイケルはバディを探そうとします。そんな時に彼らは自宅でサンタと飛ぶソリを目撃します。
そこまで彼らは「クリスマス」や「サンタクロース」に懐疑的でバディのことを「おかしい子」と思っていましたが、ここで彼らはバディが本当のことを言っていたことに気づくのです。そして、家族で過ごすクリスマスを祈るのでした。
そんな中、社長へのプレゼンを控えたウォルターたち。名案が浮かばない中迎えることとなったプレゼン。そこにはバディの姿がありました。
バディが語り出したのは、「エルフに育てられた男の子」、つまり自分自身のお話。バディは窮地の父親を救うこととなるのです。
しかし、社長はこの内容を気に入った一方で
「エルフという部分は馬に変えたい」と言い出すのでした。そして、「クリスマスも仕事だ!」と社員を激励しました。
しかし、ウォルターもバディと関わる中で考えを改めていました。クリスマスを家族で過ごすために社長に逆らい会社を辞めることとなったのです。
そしてバディはエミリーとマイケルからソリとサンタを見たことを聞きました。
そこでバディはソリをとばす力が足りずに墜落してしまったことを悟り、サンタの元へと向かいます。
そりを再び飛ばすため、クリスマスの喜びを広げるために歌おう、と呼びかけるバディ。
みんなが渋る中、突破口になったのは「私、歌わないの」と言っていたジョヴィでした。
最終的に、無事力を集めそりを再び飛ばすことができ、バディは家族とともにここで生活していくこととなります。
最後に、後日談としてのバディ一家が語られハッピーエンドとなるのです。
[ここまでの所感]
・ジョヴィ,歌上手い…
→「歌わないから!」ってフリにフリを重ねて最後に歌うジョヴィ役の柏木ひなたさん。エビ中はお名前しか存じ上げなかったのですが、大昇くんのお相手役として相応しい歌唱力をお持ちでとても素敵でした。エビ中で歌っている柏木さんを見てみたいなあと思ったり。
・サンタという存在が醸し出す現実感
→現代的なアイテムを使ってたりアドリブがたくさん入ってたりと最初と最後にふふふってなれるポイント。ここは注目して他の日のレポと比べてみると楽しいかも。
・後日談のシーンの衣装がやばい
→白基調の衣装、演者の皆さんをさらに高貴に仕立てていて美しい…最後にふさわしい美しさ…
ということで、ネタバレストーリーを挟みながら感想を書いてきました。
トータルとして、「クリスマスを信じることができなくなった人たち」が「クリスマスの遣い・バディ」との関わりを経てクリスマスを信じる心を取り戻す物語なのかな。
私自身も、もうとっくのとうにクリスマスやサンタさんを信じる歳じゃなくなっていてワクワクを失っている登場人物側だった。
だから純粋にキラキラとクリスマスを広げていくバディが眩しかった。登場人物の考えが変わっていくのとともに、自分が忘れていた「クリスマス」へのワクワク感を思い出すことができました。
クリスマスを前にした今の時期に見るからこそ、ストーリーに感情移入できてクリスマスが楽しみになったそんな気がしています。
そして、大昇くんと織山くん。2人ともミュージカルに出演するのは初めてですが歌唱力はもちろん、演技も他の登場人物と比べて引けを取らないと感じました。
「ジャニーズだから」という偏見を打ち砕いてくれるポテンシャルを持った2人だと思うし、今回の彼らの演技を見て、きっとこれからもまたミュージカルのお仕事来るのでは?と思いました。大昇くんが京本大我くんに続くミュージカルができるジャニーズになったらいいな、なんて。
久しぶりに劇場で見る「対面のエンターテインメント」、私にとっての初めての「ミュージカルが」この"ELF The Musical"でよかった。
俳優・岩﨑大昇のこれからが楽しみで仕方ないです。素敵な作品をありがとうございました。