僕らのPleasure

男ジャニオタの徒然、愛を語る。

男がジャニオタをやってみて〜自担と自分から分析する自分なりのアイドル論〜

高校で卒業論文を書きました。それに倣って推しが増えたこのタイミングで、ちょっと論文チックに、自分について語ります。

では、お時間のある方のみご覧ください。

 

「男ジャニオタをやってみて〜自担と自分から分析する自分なりのアイドル論〜」

著:りーのりあん

 

 

 

Ⅰ.はじめに(アブストラクト)

 私はいわゆる、「ジャニオタ」である。ジャニオタとは、ジャニーズ事務所所属の男性アイドルを応援するファンを総称して呼ぶ名称であり、その大半は女性である。

 しかし私は男性だが男性アイドルを応援するファンというマイノリティな立場である。応援し始めてからもなぜ自分がここまで心惹かれたのか、うまく説明できずにいた。そこで当ブログ記事では、私がジャニオタになったきっかけと時系列を整理し(Ⅱ),次いで自分が好きになったアイドルについて特徴をピックアップし共通点を洗い出す(Ⅲ)。続けて、自分が自担*1を好きになったきっかけや、推し方を比較し考察する(Ⅳ)。最後に、これらを踏まえて、自分がアイドルに求めるもの、アイドルを推すモチベーションがどこにあるのかを示していく(V)。

 

 

Ⅱ.ジャニオタになった訳

 

 

 まず、ジャニオタになるきっかけの一般的なものとはどのようなものがあるだろうか。

大きく分けると2つに分かれるだろう。1つ目は歌番組でふと見かけた、見ていたドラマにメンバーが出ていたなど、メディアを経由してそのグループを見つけるパターン。2つ目は、周りにいた家族や友達がオタクで、そのオタクたちに勧められたり、影響を受けたというパターンだ。

 私自身はこの2つのどちらにも該当するオタクなので時系列をまず整理してみようと思う。

 まず身近なオタクとして、母がいた。母は木村くん寄りSMAP箱推しのオタクだった。幼少期から私はSMAP×SMAPや木村くんが出演しているドラマ、映画を見て育った。そして車の中ではSMAPの曲が延々と流れ続けみんなでカラオケ大会になる有様。つまり、生活の中にジャニーズのアイドルがある程度いたということだ。オタクになる素地は間違いなく母によって養われたものである、と言えるだろう。

 

 その状態で育って、まず最初に自分から気になるなと思ったジャニーズアイドルを見つけたのは小学生の頃。

 それはSMAP×SMAPで歌う、スノープリンス合唱団だった。ええ、そのセンターで歌っている男の子、森本慎太郎くんがあまりにも可愛くて(ちなみに私は彼より2つ年下)、歌声が綺麗ですごく印象に残った。その時はジャニーズJr.がどう、とか全く知らなかったけどかっこいいな、とかジャニーズの世界のきらびやかさに最初に気づいたのはこの時だった。

 

 次いで、その頃トップアイドルとしての地位を盤石なものにしつつあった「嵐」に惹かれることになる。「5×10」というベストアルバムをたくさん聞き、バラエティやドラマをたくさん見た。ドラマ大好きオタクになったのはきっとここからで、今も大好きな花より男子山田太郎ものがたり歌のおにいさんだとか素敵なドラマにも、大好きだと思える歌にもたくさん出会えた。

でも、まだFCに入ったりしようとは思わなかった。怖いイメージがあったんだろう。

 

 そして、2011年に今も好きでいるアイドルと出会うことになる。それが「Hey!Say!JUMP」。

 

その出会いは、全く綺麗とは言えなかった。

メンバーの不祥事で謝る彼らがどうしても気になった。

 

その年、私はiPod touchを買い与えられたことでいろんなことを調べたり音楽により親しむことができるようになった。だから気になる彼らについて知らないことをできる限り知ろうとした。そうすることで、より好きになったんだと思う。

 

もちろん、この時コンサートに行ってみたいなと思った自分はいたしFCに入りたいなと思う自分はいた、のだが…

 

当時私は小学6年生。思春期入りかけの恥ずかしい年頃で、他人に男なのにジャニーズ好きなのを知られるのが怖かったし親が興味を持ってくれるかもわからないしその年のガキ1人じゃコンサートにもいけないし…と葛藤していたし、調べて知れば知るほどHey!Say!JUMPのオタク怖いなと思っていた自分がいた。

 

だからこそ、テレビ番組をひたすらに見て音楽を聞いていた。やっぱり茶の間だったけど、それが自分にできる最大限の好きを表す方法だった。

 

そこでも素敵な番組にたくさん出会った。

バラエティなら「スクール革命」、ドラマなら「理想の息子」「私立バカレア高校」、「スプラウト」だとか。今記憶に残ってる作品ってこの時期の作品が多い気がする。

純粋で真っ直ぐな思いだった。

 

その後、高校受験を控えて少し離れることになりますが、高校生になって戻ってきたら仕事面が大きく変わっていた。

 

そう、仕事が増えていたのだ。

そして高校生になって、バイトもできるようになった。コンサートにも行ってみたいからFCに入ろう、だけど1人は怖いなと思った私はついにここで「Twitter」に手を出すことになる。

 

高校1年生の最後くらいに恐る恐る、ジャニオタとしてのアカウントを作ってみた。

最初は情報を得るために作ろうと思っていたから鍵をかけて、フォロワーを増やす気がなかったのだ。

なのに、なぜだろうか。プロフィールを設定した1分後にフォローリクエストが来たのだ。嘘みたいだと思われそうだが本当の話。

 

びっくりしたし、焦ったのをいまだに覚えている。ちょっと悩んだ結果、私は鍵を外してその人をフォロバしてみた。「好きなグループについて語れる友達を作りたい」、というのは頭にあったから、そこで吹っ切れて普通にやってみようと思えた。そこからは、推しが増えたりしながら今に至る。

 

実際、Twitterを始めたことで未だに繋がっている友達ができた。もちろん男オタはマイノリティだったけど、同じような男の子のファンの知り合いも増えた。きっとあの時Twitterを始めていなかったら今の自分はいないんだと思う。

 

Ⅲ. 自分が好きになったアイドルの特徴とは

 前の章がひたすらに自分語りクソ長くなって恐縮だが、この章では「Hey!Say!JUMP」と「SixTONES」という現在推しているアイドルたちの特徴をピックアップすることで、共通点を抽出していく。

 その共通点を、今気になっているジャニーズJr.である美 少年に当てはめて合っているかどうか照合しようと思う。

 

(ここで言う特徴はあくまで私が思う主観的なものですのでそこのところはご承知の上ご覧くださいね)

 

ではまずHey!Say!JUMP 伊野尾慧くん。

 

・メンバーカラー:青

明治大学

・初期〜中期の露出が少なかったが一気にブレイク

・努力を見せない

・ピアノが弾ける

 

次にHey!Say!JUMP 岡本圭人くん。

・メンバーカラー:緑

上智大学在学歴あり

バイリンガル

・英国紳士な性格

・ギターが弾ける

 

 

Hey!Say!JUMPを知った時、ちゃんと調べて知ったのがこの2人だった。そこで2人とも大学に通っていることを知り、努力ができる人なんだなと思って惹かれたのは覚えている。

だからこそ、見つけた当時彼らの露出が少ないことがすごくショックだった。だから応援したいと思ったんだと思う。

 

なんだろう、彼らから見る共通点。

 

まず一つ目はもちろん「努力ができる」

圭人くんは上智大学に関しては退学してしまったが、留学に行っているし伊野尾くんは理系の難関大学を仕事をしながら4年で卒業している。どちらも楽な道ではなかったはずだ。

今大学に通っているからこそ身にしみてわかる。彼らの努力ができるエピソードへ私にとって元気や勇気をもらえる話なのだ。

 

二つ目は、「楽器が弾ける」

JUMPはバンドスタイルの楽曲をやることが多く、彼らは2人ともバンドの楽器担当。私自身がエレクトーンをやっていたことがあり、未だに音楽が好きだからここに惹かれるポイントがあるのには納得がいく。

 

三つ目は、「闇がある」というか「弱みを見せない」

ここはあくまでめちゃくちゃ主観なので特に不愉快な気持ちになりそうな方は読み飛ばして欲しい部分。

 

伊野尾くんってどこか全てにおいて冷めている部分があるな、と言うところをいろいろな部分で感じた。

頭がよくてしっかり考えている部分がある一方で、サラッと冷たい。人との距離を割と保つタイプだなぁと。

だけど顔が可愛いと言うギャップがいいんですけどね。

 

圭人くんは、優しいんだけどそれだけじゃないといつも思ってて。

彼自身はいつも優しいと言われたときに「俺はそんな優しくないよ」って言ってたのを今になって思い出す。

実際そうだと思った。留学は彼のファンにとっては優しくなかったと思う。ひたすらに悩んでいた出した答えが留学だったんだろう、自分を出さないあなただからいきなり出てきたんだな、と思って今は納得できたから。

 

 

ではSixTONESの推し、末ズについて見てみようと思う。

 

まず、ジェシーくん。

ジェシーくんに関しては過去記事に書きましたが…

 

・メンバーカラー:赤

・本音を読みづらい

・歌がうまい

・ボケたがり

・努力ができる

 

続いては慎太郎くん。

 

・メンバーカラー:緑

・パワー系

・ひたすらにまっすぐ

・身体能力が高い

・ボケたがり

 

まあ、ここの共通点は「ボケたがり」なのは間違いないですね。だけど上の共通点からしてインテリ雰囲気に惹かれていたはず。あれ?ちょっとタイプが違う、じゃあどこだろうということでTwitterを漁った結果見つかりました。

 

 

JUMPで最初に目をつけた「インテリ」とはちょっと違う形の知性。つまり考えられる「クレバーさ」に惹かれたのではないか、と考えると納得がいく。

 

つまり、賢い人が好きだというトータルにおける共通項を括り出すことができる。

 

また、ジェシーくんに関しては「本音が読めない」という部分において、闇があるという部分にも共通点があると言えるだろう。

 

細かい要素を入れつつ、整理する。

 

原則的には「賢く」、「歌や楽器に秀でた」、「ミステリアス」なアイドルが好きだ、ということなのである。

つまり外見というよりも中身から入るタイプだということだ。

 

外見における共通点はあまりなかったが、華奢な人よりは体格がいい人の方が多いかな。

 

では、美 少年に今挙げた特徴が当てはまるのか確認してみよう。

 

・「賢い」

有名大学の附属校に通い、この春から大学生になった浮所くん、那須くんが所属している。

→合致

 

・歌がうまい

→岩﨑大昇くんのISLAND TVの弾き語り(らいおんハート)を見てほしい。素敵な歌を歌う人がいるんだな、と思った。

 

・ミステリアス

→金指一世くんという、ミステリアスの権化最年少がいる、つまり合致

 

・体格

→めちゃくちゃスタイルのいい龍我くんを始め成長期多数、合致

 

ということで、以上のような特徴のあるグループやアイドルを好きになる傾向があると言えるだろう。

 

Ⅳ. 自分が推しを好きになったきっかけ

 

 伊野尾くんと圭人くんに関しては上にも書いたが、最初は伊野尾担を名乗っていた。岡本担になろう、と思ったのは2017年12月。

「I/O」というツアーの真っ最中、私はナゴヤドームの公演に行ったのだった。

 

 

こんなことを過去の私は言ってました。

彼はいつも、上の方も見えてるよ〜とその場のファン全員に気を遣い、持てる時間はずっとずっと花道を走ってファンに手を振り続けて、花道の端にある小島までちゃんときてくれた。

 

誠実でひたむきに頑張るそんなところに惹かれた。応援したいなと思った。

 

だけど、現実は残酷で。次のツアーに行く前に彼は2年間の留学へ旅立ってしまった。

 

そして、圭人くんが帰ってくる年にSixTONESと出会い、今に至る。

その辺りは一人のJUMP担が、「SixTONES」に落ちた話 - 僕らのPleasureという記事に書きました。

 

ジェシーくんに惹かれた話はNEW WORLDへ、6つの原石たち。〜SixTONESデビューに寄せて①〜 - 僕らのPleasureここで書いた。

彼の音楽の起源と、自分の起源が近かったからこそ彼を好きになったんだと思う。

 

慎太郎くんに特に惹かれたのはRIDE ON TIMEの密着を見てだった。

 

グループを、メンバーを好きな気持ちを素直に出せるところに感動したし、酸いも甘いも経験した彼だから言えるセリフだと思った。彼が紡ぐ言葉に勇気をもらえた。

 

このように惹かれたきっかけはそれぞれ全く異なるのだが、それぞれとの出会いによって自分の推し方にも変化が出てきた。

 

圭人くんの留学を経て、何があるのかわからないから推せるときに全力で推していく大切さを知った。

 

オタクとして、自担にアイドルとしての成功を掴んで欲しいと願うことはオタクのエゴでしかなくて彼自身の幸せと相反するものなのかもしれないということに気づいた。

 

活躍するところを見たい気持ちは今でもあるし活躍していたら嬉しいけど、自担自身が幸せであってほしいのだ。

 

なぜなら、私自身が彼らから幸せをもらっているから。あなたがアイドルという仕事を選んでくれたことで生まれた力から元気をたくさんもらったから。

 

もちろん「自担の幸せ」が仕事での成功を掴むことだというならオタクとしてこんなに嬉しいことはない。

だけどそのために自分を犠牲にしないでほしい、自分自身の幸せを考えられる人でいてほしいというスタンスで彼らを見れるようになったのは大きな変化なんだろうと思う。

 

Ⅴ. まとめ

 

ひたすらに自己満だが、私というオタクがどう形成されてきたのかを振り返ってきた。

 

以上のことから、私はアイドルに「夢」を求めているのだろうという結論に至る。

 

だから活躍してほしいと思ってしまうし、頑張っている姿を求めてしまうのだろう。

 

エモい話に弱いのもきっと、夢だとかキラキラした物語を彼らに投影しているから。

自分がキラキラできる人間ではないから。

 

応援することで彼らが少しでも輝いてほしいと思うことは自分がオタクでいるモチベーションにもなる。

 

彼らが生み出す世界は元気をくれる。毎日、いろいろな媒体で活躍しているあなたたちは眩しい。たくさんの希望や夢をくれる彼らには感謝してもしきれないのだ。

 

オタ活を通して大切な友人と出会えた今、オタクをすることは日常生活の一部になっている。彼らは元気をくれるだけでなく、現実で絆をも繋いでくれた。

 

今日も彼らに光があらんことを。

世界一幸せであってほしい。ファンとして、応援する声を届けることがアイドルの彼らにとって少しでも幸せだと思う助けになったらいいなと思いながら、今日も彼らに対して愛を叫ぶのだ。

 

「好きだ!!!!」と。

 

 

 

 

 

長々と書きました。うちの高校で卒論は6000字以上で書けと言われましたが、6700文字程度まで来ましたね。ちゃんとブラッシュアップしたら卒論のテーマこれでも良かったかも()

 

自己語りの乱文になりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。

*1:自分が好きなアイドルのこと